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*「足底板」とは靴の敷き底に挿入する「医療歩行矯正器具」で、歩行時の足のタイミングを調節したり、足の底にかかる体重を均一にしてくれたり、不正常な骨の動きをコントロールしてくれる「賢い板」です。足を目に例えると、「足底板」は「眼鏡」に相当するものです。目のレーザー手術と違って、眼鏡は悪い視力を治してはくれません。しかし、視力の悪い目でもこれをかけている限りは正常に見えるようにしてくれる矯正装置であり、足底板も同じ様に、足の整形の手術とは違い、既に存在している欠陥は治してくれません。ただ、これを履いている間は「偏平足」や「外反母趾」など足の異常で、足の骨の構造がおかしくなってしまっている足の矯正をしてくれ、正常な足のように機能してくれるものなので、すでにある足の欠陥の「治療」にはなりませんが、外反母趾などの「悪化」が進んでしまうのは止められますし、まだ「外反母趾」がないひとでも外反母趾にならないように「予防」もできます。(これは少し、眼鏡と異なる点ですね・・・)ただ、足底板をいったん脱いでしまうとまた元の欠陥のある足に戻ってしまうので、眼鏡と又同様に、朝から夜まで行動している間は、室内でもベットに向かうまで使うようにするのが理論的にはベストです。また、足底板は履く靴が変わっても、取り出してまた違う靴に入れられます。ただ唯一の難点はかかとの覆いがない履物(スリッパ、サンダルなど)では足底板が抜けてしまうので、こういう履物には今の時点では足底板は使用できません。
「足底板」といっても、大きく分けて2種類あり、「オーダーメード」と「プリファブ」という2種類のタイプの足底板があります。「オーダーメード」の足底板は足病専門医がが自分の診察所(オフィス)で処方しているもので、足専門医からの処方が必要です。まず診察に行くと、足の構造、動きなどの診察をしたあと、個人の足のキャスト(型)を取って、その型を足底板の製作所に送ると、まずはそこからセメントのようなものを埋め込み実際の患者さんの足をリクリエイトすることからはじまります。そして、医師の処方箋に基づいて足の構造がよくない部分を直して、安定した足の「眼鏡」作りが開始されます。私も、学生のころ一度工場を拝見させてもらいましたが、グラファイトなど足底板の基盤になるのを高熱のオーブンで溶かして、取り出し、熱いうちにリクリエイトしたせ面との足の方に乗せて、素早く切って、いろいろ矯正装置を加工してとすべて手作業で、7、8人の技工士が各プロセス担当をして、ひとつの足底板ができていきます。そして、注文時から5週間後ほどにオーダーメイドとして届けられるものです。
メリットは自分のある症状によって、足底板を部分的に削ったり穴を開けたり、足底版の上に「アクセサリー」を足したりと、足底板にいろいろな追加や修正ができるので、この『オーダーメード」のものは、足底板としては機能的には一番優れたものです。デメリットとしてはコストで、良いブランドのものなら最低でも、4万円以上することです。症状にもよりますが、幸い海外保険を含むほとんどの保険でカバーされますので、まずは私のオフィスに診察に来てください。
一方、「プリファブ」の足底板のタイプは医師からの処方箋がいらず、自分の足のサイズ(男用、女用別)だけでオーダーが可能です。オフィスで購入が即可能なため、「オーダーメード」のように何週間も待ち時間がなく、診察後すぐにその日から使い始められ痛みをやわらげてくれるという大きなメリッがあります。また、足の型が工場に送られて、ひとつずつ製造する必要がないため、マスプロダクション(大量生産)が可能になり、コストが「オーダーメード」に比べて断然安いというのももうひとつのメリットです。ブランドにもよりますが、通常3000円ほどで購入できますし、最初の足底板として、「オーダーメード」のものと履いた感触は勿論少々劣りますが、試し履きとして足底板の感触ができるので、「足底板の購入を勧められたが、何万円もするらしいし、払っただけの価値が本当にあるものなのか」、など最初はいろいろと購入前に不安があるでしょうから、足底板どれくらいよいものなのか、あまりお金をかけずにまずは自分にあうのかと、実際に履いて実感できるので、まずこちらの「プリファブ」のものを実際に履いて試してから、気に入ったら自分の足にもっとフィットする「オーダーメード」を注文するということもできます。また、「オーダーメード」は5週間ほどかかってしまうので、とりあえず、この痛みを今すぐ何とかしたいと言う人にも「オーダーメード」が届く間一時的に使用するのも良い考えです。ただ、これは典型的な人間の足の型を取ったものなので、平均に比べて土踏まずの高さが高い方や、足が幅広の方、足の大きさが極端に大きい方など、プリファブがトライできない方もいます。
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